
目 次
▶ノウフク入門レシピ(工事中)
農福連携技術支援者向け:
1、援農型:福祉ガ農業スル
2、自前型:農業ガ福祉スル
3、除草作業のツール・ルール
4、農福連携のルーツ
5、農作業指示のロール
6、圃場選びのルール
7、はじめての挨拶
8、疲れない上半身の使い方
9、耕作放棄地の活用
10、ひなりモデル
11、【会員限定】疲れない立ち方
12、ふかふかの土づくり
13、事務所選びのルール
14、農作業と利き目
15、作付計画と天気
16、援農型農福連携のツール
17、【会員限定】農業版ジョブコーチの育成
18、農地法とトレーラーハウス
19、農業時間と福祉時間
20、農業向きの障害特性
21、ブランディング
22、休憩所の確保
23、【会員限定】伸筋と屈筋
情 報 編 集
農福連携に限らず、情報を人にどう伝えるか
といった課題は肝要です。一般社団法人ノー
マポートでは、デカルトの『方法序説』の根
幹でもある
ワケルことはワカルこと
の視点で情報を扱っていきます。わかりやす
いように分けていきましょうということです。
英語の5文型は不足もありますが、英語とい
う膨大な言語をたった5つに分けたから、わ
かりやすいものだと学校教育に採用されまし
た。言語学者によっては、百以上の文型に分
けた方もおいでですが、一般的にはやはり5
つくらいの分け方で充分なのです。
閑話休題。弊社は農福連携に関するすべての
情報を以下の3つに分類しております。
・ロール(役割)
・ツール(道具)
・ルール(約束)
これにより人にわかりやすく、簡単に情報を
伝えることができます。例えば、企業参入型
の農福連携そのものの情報は、
【農福連携】
ロール:人手不足等の農業的課題解決
ツール:障害者雇用・施設外就労
ルール:法定雇用率・SDGs・ESG
といった表現ができるかもしれませんし、農
家ごとの除草作業もまた、
【除草作業】
ロール:除草担当2名・運搬担当1名
ツール:防刃手袋・鎌・コンテナ・台車
ルール:午前中までに圃場Aの作業を終了
といった情報のパッケージ化も可能になっ
てまいります。
重要なのは、上のような定義があっている
間違っているではなく、環境や条件によっ
て、臨機応変に情報編集ができるといった
点にあります。
ロールが変われば、ツールが変わり、
ツールが変われば、ルールが変わり、
ルールが変われば、ロールが変わります。
最初はイメージできないかもしれませんが、
ぜひこの編集方法に慣れていただければと
おもいます。私がコンサルティングで入っ
ている企業も社員同士がこの方法で日々の
農福の情報を効果的に伝えあっています。
このような編集はリバースエンジニアリン
グ(相互編集)と呼ばれますので、必ずお
さえておいてください。
農 作 業 編 集
農福連携技術支援者研修では、農作業分析
をする技術として、以下の3つに分けてい
ます。
作業細分化
難易度評価
作業割当て
農作業をわかりやすく分け、それぞれの難
しさを決めて、障害特性にあった仕事をふ
るといった分析モデルになります。
モデルという以上、マネが可能です。受講生
が同じモデルを学んでいくことで、どの支援
者が農作業を分析しても、だいたい同じ結論
にたどりつく、あるいはどの点を改善すべき
か、議論しやすい場が構築されていきます。
一般社団法人ノーマポートでも、この農作業
分析モデルを発案者の豊田正博先生にご教示
していただきながら、普及しています。
誰のために農作業をわけ、
誰にとってやりやすい仕事なのか。
このような軸からぶれることのない農作業分
析をするとともに、ロール・ツール・ルール
を動かしていくことで、農作業する方にとっ
ての難易度を下げる機会も提供していきたい
と考えています。
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