人材育成の目的
一般社団法人ノーマポートの人材育成は、
・まずどのような人材が求められているのか?
の見える化と共有から入ります。これがないと
何のための人材育成かわからなくなってしまう
からです。
人材育成の目的は事業形態によって異なります。
今どのような人材の不足を感じられているのか?
まずはそこからお聞かせください。一般的には、
・農福連携コーディネーター
・農福連携技術支援者(農業版ジョブコーチ)
・障害者
に分けられるかとおもいます。まずは農福連携の
スタートアップにおけるロール理解をしていただ
ければ幸いです。
農福連携コーディネーター育成
育成プログラムもくじ:
1、農福連携の展望
2、アブダクション
3、ビジョンの編集
4、候補地リサーチ
5、事務所の合理的配慮
6、農福連携の普及方法
5、人材育成カリキュラム作成
6、農作業アセスメントの共有法
7、地域の農家との連携方法
8、トライアル期間の設け方
9、ユニット編集と移動手段
10、トレーラーハウスと農地法
11、疑似請負防止のためのルール
12、自然農法の長所と注意点
13、ユニバーサル農業への発展
14、リバースエンジニアリング
15、ノーマライゼーションの実現
農福連携コーディネーターの主なロールは、まず
農福連携をよく理解し、地域に持続可能な農福連
携を普及していくことです。そのためには、適切
な地域選びや事務所探し、支援者や障害者の人事、
販路等を地域と連携しながら進めていかなければ
なりません。農福連携技術支援者相当の方々を想
定して、作成されたプログラムです。
農福連携技術支援者の育成
育成プログラムもくじ:
1、農福連携概論
2、社会福祉と障害者福祉
3、障害者雇用と障害福祉サービス事業
4、関係機関の役割
5、障害特性と職業的課題の基礎
6、障害特性に対応した農作業支援技法
7、農業と農村社会
8、農作業の一般的な特徴
9、農業経営の仕組み
10、農作業の流れ
11、農福連携の経営実務
12、作業細分化・難易度評価・作業割当て
13、修了試験
農福連携技術支援者(農業版ジョブコーチ)の主な
ロールは障害者が安全に安心して働けるような現場
の管理になります。農福連携技術支援者研修は農水
省ならびに各都道府県で開催されており、一般社団
法人ノーマポートは静岡県(2020年度-2022年度)
・三重県(2021-2021年度)の講師を担当していま
す。上記研修の受講をご検討ください。
当事者の育成
育成プログラムもくじ:
1、ワケルとワカル
2、ノウフク
3、仕事のルール
4、農業のルール
5、ツールの用意
6、蝶々むすび
7、ジャバラ折り
8、着がえのルール
9、うねの歩行
10、土づくり
11、草とり
12、うね立て
13、苗づくり
14、マルチはり
15、ホウレンソウ
関係者が安全に安心して農作業ができる農福連携を実
現するために、当事者の皆様にも可能な限り、
・どのような農作業をしていただくのか?
・その仕事にはどんな価値があるのか?
・守るべきルールはどのようなものがあるか?
を感じてもらう機会の提供を目的とした育成プログラ
ムです。もちろん障害特性や障害の重軽によってプロ
グラム内容は編集致します。ご相談ください。
人 材 育 成 像
人口増加を背景とした大量生産が当たり前の時代。
野菜も例外ではなく、ほとんどの野菜がF1種で、
品質が等しく、子孫を残せないものばかりとなり
ました。これはこれで世界の人口を支えるには必
須のことでありますが、自然に近い固定種が少な
過ぎることも、バランスがとれていないのではな
いでしょうか。
昔は固定種が当たり前で、皆個性がある野菜でし
たから均一的な値をつけられず、グラム売りする
のが当たり前でした。
もしかすると人についても同じことが言えるのか
もしれません。一般社団法人ノーマポートでは、
人もまた大量生産されてきたのだろうという視点
で、人材育成を設計しています。つまり、そろそ
ろ私たちは大量生産からともに脱却していくべき
だと考え、固定種のような人材が育つ場づくりを
行っていきたいと考えています。
大量生産でないものを食べ、
大量生産でない本から学び、
大量生産でない人を育てる、
といった世界観のもと、情報を定期的に共有して
おります。