前回の記事では自前型アセスメントに
ついて草しましたが、いかがでしたで
しょうか。今回の記事では援農型にお
ける農作業アセスメントを扱っていき
ます。
自前型であろうが、援農型であろうが
農作業アセスメントに対する基本的な
考え方は同じで、
・障害者の安全と安心に関する項目
・障害者の努力と成長がわかる項目
を両輪とすべきではないでしょうか。
特に前者の「安全」に関する項目は
重要です。実は農業における事故は
建築業界よりも多いことで有名なの
です。そのような分野で持続可能的
に働くためには、やはりチーム全員
で安全に関するルールを共有し、理
解を深め、実践を続けることが大切
になってきます。
閑話休題。援農型の農作業アセスメ
ントは自前型と比べて、時間に関す
る項目を増やした方がよい傾向にあ
ります。毎朝、安定して圃場に行け
るというのは、大変な信頼へとつな
がっていきますよね。
援農先の農家からすれば、効率的な
農作業以前に、家族にしっかりと挨
拶してくれさえすればよいとか、毎
回きちんと決められた時間に来てく
れれば助かるといった感情を抱かれ
ているケースも少なくありません。
たしかに農家からの指示を時間内に
ユニットが終わらしていくことは肝
要ですけれども、それ以上に農業に
対する真摯な姿勢を日々積み重ねて
いくことの方がはるかに持続可能的
なのです。
そのような日々につながるような項
目を援農型の農作業アセスメントに
は是非、多めに入れてみてください。
ではまた。