それでは身体から見た人材育成の記事もはじめて
いきます。一般社団法人ノーマポートが目指す身
体は、
上虚下実
になります。上半身がリラックスしていて、それ
を支える下半身がしっかりとしているといった意
味です。
農福をすることによって、より安定された下半身
をつくられて、ますます上半身の力が抜けていく
とよいですね。
さて、農福連携で最も多いのが除草です。特に耕
作放棄地等の除草は、なかなかしんどい(笑)。
そして、農福連携と相性のよいもののひとつに、
機械が入らない山奥や小規模の畑といったものが
あるので、時には農業ではなく土木なのではない
かと苦笑してしまう体をはった作業もでてきます。
といった場合に、障害者が働きやすい環境づくり
も必須ですが、それと同時に障害の有無に関わら
ず、農福関係者が体力をつけるといった試みも重
要になります。
それ故に、疲れない身体の使い方が大切なのです。
その基本的な考え方は、
最も力が入るところで、農作業する
につきます。よくスポーツでフォームを練習しま
すけれども、あれはその身体の形が最も力を入れ
やすいからに他なりません。だとしたら、農作業
のフォームも必要ではありませんか?
フォームは型やモデルのことです。モデルという
言葉がついている以上、マネが可能ということで
したね。だから、フォームもマネができます。
フォームを習得すれば、身体の形そのものが強い
から、逆にリラックスして力を抜くことができる
のです。
人の腕は上から見て「逆八の字」にやや開いてい
る角度が最も力が入りますので、疲れない腕の角
度を意識してみてください。
この腕の角度さえ覚えてしまえば、農作業だけで
なく、日常生活の疲れも減っていきますよ。
身体操作はやはりリアルでお会いしないとなかな
か伝わりませんが、それでも上半身の力をぬいて
かつ農作業が効率的にできる方法を模索していっ
てくださいね。
日々の動作をすべて全力で行えてしまうほど人間
は完璧ではありませんので、かえって無意識に力
のぬきどころを探して生きるようになります。そ
うではなくて、日頃はリラックスしておいて、力
のいれどころをなんとなく探していきましょう。
いざというときに心身ともにエネルギーを注ぎこ
めるようになれるとよいです。
上虚下実の上虚の方の話でした。
下実の方は別の機会(リンク先は会員限定記事)
に譲ります。
ではまた。
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