援農型の事業計画

その地域でどのような農作物が
求められているのか?

それに農福連携でどの程度まで
お応えできそうなのかを考える
ことが自前型事業計画の第一歩
という話をひとつ前の記事でし
ました。

【自前型】はじめての事業計画

要は出口から考えるということ
でしたね。そして、今回の記事
は援農型の事業計画の第一歩を
お伝えできればと考えています。

 

援農型の事業計画においても、
出口から考えるといった点は同
じになります。

 

では、援農型が解決すべき課題
は何だと思いますか?

 

この問いを誤魔化して援農型の
農福連携をするということは、
都心型の駅で行き先を決めない
まま目の前に来た電車に乗って
しまったという行為に等しいで
す。目的地がわからないのに乗
った電車が農福連携だったとい
うことがないようにしてくださ
い。

閑話休題。上の問いの答えは、

「農家の人手不足」

になります。援農型の農福連携
のほとんどは農家の人手不足を
解消するために事業をしていま
す。したがって、事業計画の根
本に、

 

農家が求める人材育成

 

があるわけです。もちろん福祉
的理解が不足がちな農家も少な
くありませんので、障害者の安
全ならびに安心につながる支援
者の配慮や環境づくりは必須で
すけれども、その土台を築いた
上で、やはり地域の農家が求め
る人材をともに育成していく必
要があるのです。

農福連携に期待してくださって
いる農家が、農作業のどの部分
で人手不足を感じているのか。
もしかしたら、それは出荷調整
だけであって畑に出ていく必要
がないものかもしれません。そ
の場合は、やはり出荷調整作業
の効率性が上がるような人材育
成を障害の有無に関係なく、継
続していく必要がありますよね。

 

援農先候補の農家に伺うときは
どの工程の作業で人手不足を感
じられているのか。そして、そ
の農作業にはどのような技術が
必要なのかを共有してもらうよ
うにしましょう。

 

ではまた。

MISSION

農福連携における

 

ノーマライゼーションの実現

事 業 内 容

―自治体への農福連携に関する講演-

 

―企業参入型農福連携の普及と促進-

 

農福連携特例子会社連絡会の運営-

代 表 理 事

高草雄士 | TAKAKUSA Kazuto

 

法 人 実 績

【講演・セミナー】

 

テーマ:

 

当事者の能力開発事例
農福連携技術支援者育成研修
企業参入型ノウフクの動向・成功事例 等

 

実績

 

農福連携技術支援者育成研修講師
静岡県様主催(2020-23年)
三重県様主催(2021-23年)
北海道様主催(2023年)

 

・農福連携ブランドづくりセミナー
株式会社マガジンハウス様主催
農林水産省様協力

 

・農福連携コーディネーター養成講座
JA湘南様TAC担当職員向けセミナー
湘南NPOサポートセンター様主催

 

JAしみず様対象 農福連携サポーター研修
静岡県様主催

 

・千葉市アドバンス研修農業経営講義
「農福連携と経営」
株式会社マイファーム様主催

 

・農業者向け「障がい者雇用に関する研修会」
埼玉県様主催

 

・農福連携人材育成研修会
「農業と福祉をつなぐ人材に期待されること」
鹿児島県様主催 於)奄美市名瀬

 

・「農福連携視点の事業戦略」
株式会社パソナ農援隊様主催
於)沖縄県総合福祉センター

 

他多数

 

【主なコンサルティング】

 

パーソルサンクス株式会社
(2019年度-2022年度)

 

株式会社電通そらり
(2019年度・2020年度)

 

株式会社農協観光様(2020年度)

 

電通グループ農福連携コンソーシアム様
(2021年度-現在)

 

パーソルダイバース株式会社様
(2023年度-現在)

 

【メディア掲載】

 

・2022年7月 Yahoo News・南海日日新聞

 

・2022年12月 日本経済新聞毎日新聞 等

 

・2023年7月 北海道新聞・日本農業新聞

 

一般社団法人ノーマポートは神奈川県SDGsパートナーとして、持続可能な農福連携の実現に向け、障害者が安心して安全に働ける仕組みづくりをしています。

 

「農福検定」商標登録機関第6445397号