援農型の農福連携の場合、畑での
基礎的なルールをあらかじめ共有
しておく必要があります。なぜな
ら、支援者も障害者も農作業が初
めてという事例が珍しくないから
です。
特に農家にとっては超基礎的で日
頃、あまりに無意識に守っている
ので気が付かないルールがありま
す。逆に、このルールを福祉側が
うっかり破ってしまうと、信頼関
係が最初から築きにくくなってし
まいますので、注意しましょう。
それでは、畑における超基礎的な
ルールをふたつ挙げておきますか
ら、確認しておいてください。
1、長袖長ズボンを着用
2、畝(うね)に入らない
1については意外と夏場に熱中症
対策と混同して破られがちです。
農業はケガ防止のために長袖長ズ
ボンが基本です。長靴か地下足袋
の着用も忘れずに。長靴のなかに
ズボンをいれるのか、ズボンのな
かに長靴を入れるのかもルール化
し、統一しておいてください。
2に関しても、意外と最初は畑の
どこを通ってよいかわからないも
のです。写真のように畝にマルチ
がはってある場合はあまり破られ
ないですが、土が凸凹しているだ
けの畑ですと、種を植えたばかり
の畝をうっかり踏んでしまうとい
うケースがでてきます。こちらも
きちんとルール化しておくと安心
です。
ではまた。