農福連携で最も多い農作業が除草です。
しかし、ただ草をむしればよいという
作業ではありません。特に援農型の除
草では各農家によってルールが異なっ
てまいります。他の農家のルールで作
業をしても、当日の農家のルールと異
なれば、それは仕事とは言えません。
支援者の責任になってしまうので、以
下の項目は注意するようにしましょう。
1、草を捨てる場所
2、除草道具や運搬道具の使用
3、除草してはいけない場所や農作物
1の草を捨てる場所に関しては、農家
のルール以外にも、地域のルールが存
在するといった事例も珍しくありませ
ん。台風等のあとに草が排水溝に流れ
てしまい、地域住民ともめたといった
過去があると、地域独自のルールが生
まれてくるわけです。
またネコなどの台車で草を運ぶ際、道
を横断する必要がある圃場もあります。
交通事故等のリスク管理も視野に入れ、
除草作業の指示をだしてください。
2に関しては、ケガのリスク管理と関
係があります。障害特性や当事者の巧
緻性によっては、刃物の使用を禁止す
る現場も多いです。また、刃物を使用
する際には防刃手袋をし、農作物を傷
つけない工夫をする必要な場合があり
ます。
ちなみに、私の愛用品はこちら。
障害の有無に関わらず、それぞれの特
性にあったツール選びをしていきまし
ょう。
ツールが変われば、ロールもルールも
お互いに変わります。このような相互
編集はリバースエンジニアリングと呼
ばれたりしますけれども、日々の農家
がかわるがわる進められていく援農型
では、無意識に多くのリバースエンジ
ニアリングが行われています。
こちらを意識的に行えるようになられ
たら、農福連携入門レシピは卒業です。
がんばってまいりましょう。
話をもどします。
3の除草してはいけない場所や農作物は
うっかりルールを破ると、農家との信頼
関係が崩れてしまいます。病気の農作物
を撤去するときも、全て撤去するのか、
それとも病気の作物を判断し、撤去する
のかといったことを慎重に確認してくだ
さい。
今朝で3レシピ目ですけれども、イメー
ジはつきましたか?農福におけるイメー
ジをマネージし、そのマネージをまたイ
メージされていってください。
それがリバースエンジニアリングという
ことです。
ではまた。
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