今朝の関東は微雨が降っていまし
たが先ほどやみまして、これから
圃場管理を任されている都内の畑
に向かうところです。ちなみに今
宵はピンクムーンと呼ばれる薄紅
色の満月だそうです。
さて、なぜこのような話題から入
ったからというと、雨が降ったあ
との満月に播種をすべきとする農
家の諺があるからです。
たしかに月に関係なく播種をして
も発芽しますでしょうが、こうい
った言い伝えは経験的にうなずか
ざるを得ないことも少なくありま
せん。
少なくともこのような月と寄り添
う晴耕雨読生活をしていると、記
憶に残りやすくなります。実際に
私はこれから播種をしてきますけ
れども、この農作物を植えたのは
四月中旬の満月のときだったと私
の頭のなかで時に目印ができるわ
けです。このような編集を
レトリック
といいます。場や時に目印や物語
性を添えていく記憶術です。
さて、援農型の農福連携の場合は
同時に複数の農家がどの工程にお
いでるのかをある程度、支援者が
把握していく必要があります。も
ちろん全部は厳しいものの、やは
り全体をわかっていながら、当日
の作業指示を受けた方が安心しま
すよね。
その際に月の満ち欠けをひとつの
軸として日々の業務を記憶してい
くとよいでしょう。できれば記録
もしてみてください。
人も植物も多くは水からできてい
ます。潮の干満を司る月の満ち欠
けが人の成長や野菜の生育に影響
を与えないわけがないとおもいま
せんか?
障害の有無にかかわらず、月の満
ち欠けは人の精神にも野菜の生育
にも影響があるだろうと一般社団
法人ノーマポートは考えています。
ちなみに昔、英国では満月の日に
起こした犯罪は刑が軽くなった時
代があったそうですよ。満月が人
に与える影響を皆が認めていたの
かもしれませんね。
月の移ろいとともに農業も福祉も
記録をされていくことが、あなた
の財産となっていきます。
ではまた。