援農型の農福連携の場合、日々の作業が
当日の朝までわからないということも珍
しくありません。支援者が障害者に同行
して現場に着いてからはじめて、農家か
ら具体的な農作業指示がでるからです。
そして請負契約の場合、農家から障害者
に直接的に農作業指示することは疑似請
負と見なされてしまう可能性が高いため、
農家からの農作業指示は次のようなフロ
ーで行われることが一般的になります。
【援農型における農作業指示のフロー】
1、農家から支援者への農作業指示
2、支援者から障害者への農作業指示
しかし、同じ「農作業指示」でも農家の
農作業指示と支援者の農作業指示の目的
は異なります。
2の支援者による農作業指示は、障害者
に分かりやすく伝える必要があるからで
す。障害特性に合わせて(難易度評価)、
わかりやすく作業を分け(作業細分化)、
当日の仕事を配分します(作業割当て)。
以上は農福連携技術支援の基本モデルで
したね。同じモデルを皆が共通して使え
るからこそ、どの支援者が農作業指示を
しても、質を保てるということでした。
いわば農家の農作業指示の通訳を支援者
が担っているのです。
農作業指示の伝え方も復習になりますが、
利き目が右の障害者には言葉で論理的に
指示し、利き目が左の障害者には最初に
支援者が見本を見せると、農作業指示が
伝わりやすかったですよね?
援農型の農福連携技術支援者は是非、チ
ャレンジしてみてください。支援者は農
福の現場で必要不可欠な存在なのです。
ではまた。
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