一般的な農家の方々の生活はご存じのように、
朝早くから仕事をしておいでです。時期によ
っては、日の出前の畑に車のライトを照らし
ながら、作業をされている方も少なくありま
せん。
一方、福祉の方々の生活は、福祉事業者にし
ろ特例子会社にしろ、いわゆる典型的な労働
時間に基づいて暮らしている方がほとんどで
す。
したがって、援農型の農福連携の場合は各農
家と何時に仕事をはじめて、何時に終えるの
かといった時間の話をしなければなりません。
特に夏場は、午後の早い時間など農家は作業
をしないことが多いですけれども、福祉側と
しては何か作業をしていたい時間になったり
するわけです。援農先での昼食が傷むリスク
も視野に入れながら、お昼休憩をどうするか
といった事項を互いに話しあっていきましょ
う。
また、農家にとっては土日祝日関係なく、農
作業が日々あるので、時期によっては日曜日
に手伝ってくれるとありがたいといった要望
がでてきたりもします。農福連携への信頼が
深まった証でもありますが、農業側からの希
望と福祉側からの希望のバランスをよく考え
た上で、振替休日等を検討するのもよいかも
しれません。
時間においても、農業側の福祉的理解と福祉
側の農業的理解を互いに深めていく必要があ
りそうですね。
ではまた。