農福連携は農家の人手不足を解消
するために普及した側面も強くご
ざいまして、その点で伝統文化の
継承にも強い期待を受けていると
云っても過言ではありません。
例えば、パーソルサンクス株式会
社のとみおか繭工房では、文字通
り養蚕の継承を農福連携でされて
おいでです。かつては盛んであっ
た養蚕業も時代の流れとともに衰
退。あと一年遅かったら、その継
承はとても間に合わなかっただろ
うと個人的に感じています。
養蚕に限らず、先人たちが紡いで
きた叡智が今立ち消えようとして
います。今というのは、あと一年
でといった悠長な話ではなく、本
当にあと数か月でといった話にな
ります。おそらくそれは動画に残
しておけばよいといった次元の話
ではなく、やはり人から人へ継承
されていくべき文化なのだと感じ
ています。
消えゆく伝統文化をフラジャイル
な農福連携がいったん担う。そん
な挑戦も自前型の農福連携ならで
はの醍醐味でございますので、ぜ
ひご検討ください。
ではまた。