援農型の農福連携の場合「派遣」
という言葉は注意して用いる必要
があります。知らず知らずのうち
に偽装請負と判断されることがあ
りますので、学んでいきましょう。
【参考】
労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準
ひなりモデルもそうでしたが、援
農型の農福連携において作業請負
契約が結ばれることは少なくあり
ません。では、この作業請負とは
何かというと、
・雇用契約+指揮命令
を請負会社が担っていることを意
味します。
つまり、障害者と雇用契約してい
る請負会社の社員が援農先の現場
でも障害者に対して、指揮命令を
していかなければならないという
ことです。援農先の農家が直接、
障害者に農作業指示を与えること
は疑似請負になってしまうのです。
ここでも農福連携技術支援者(農
業版ジョブコーチ)の大切さがわ
かりますね。
すでに援農先の農家と障害者の信
頼関係ができている場合、かえっ
て上のような違法行為になりやす
いので注意なさってください。
ではまた。