自前型の事業計画

私たちはいつまでこのような補助
金ありきの農福連携事業を続けて
いくのでしょうか。

そもそもそれは事業と呼べるので
しょうか。

 

このような質問を将来的に受けな
いようにするために、最初の事業
計画はきちんとしていきましょう。
その前に、

 

事業とは何ですか?

 

と問われたら、なんと答えますか。

これは比較的簡単で、課題解決に
つきます。人が困っている課題を
解決することで適切な対価を頂戴
することが事業です。

 

事業=課題解決

 

この簡単な方程式を忘れないでく
ださいね。特に自前型の農福連携
では農家も含めて忘れられがちに
なってしまいます。

障害者が一生懸命、美味しい有機
野菜をつくったから売れる。

そのようなことは滅多にありませ
ん。なぜだかわかりますか?課題
解決から野菜づくりを考えていな
いからです。

障害者がイチゴを育てたいと言っ
たからイチゴの作付計画を練るの
ではなく、地元のケーキ屋がイチ
ゴを欲しているから障害者の戦力
をそのケーキ屋が求めるイチゴ作
りに向けるのが、本当の意味での
障害者ファーストなのかもしれま
せん。

このような出口が決まってはじめ
て、どのようなイチゴをどの程度
作るとどのくらいの利益ができ、
工賃に還元できるのか。それと付
随して、あるべき圃場面積も自ず
と決まってくるわけです。

その地域の方々にどのような農作
物を求められているのか。そして、
そのご期待にどの程度までお応え
できそうなのか。まずはそのよう
な出口戦略を考えていきましょう。

 

レシピは材料と順序が命です。

 

持続可能な農福連携のレシピとし
て、誰に求められる農作物をつく
るのかを明確にするところからは
じめてくださいね。

 

これが自前型事業計画の基本的な
考え方になります。障害者雇用率
や仕事の切り出し等の理由から農
福連携に参入するご事情もよくわ
かりますけれども、レシピの順序
を間違えるから、販路に困ってし
まうのです。ボタンのかけ違いが
ないスタートアップをなさってく
ださい。

 

ではまた。

MISSION

農福連携における

 

ノーマライゼーションの実現

事 業 内 容

―自治体への農福連携に関する講演-

 

―企業参入型農福連携の普及と促進-

 

農福連携特例子会社連絡会の運営-

代 表 理 事

高草雄士 | TAKAKUSA Kazuto

 

法 人 実 績

【講演・セミナー】

 

テーマ:

 

ノウフク入門
農福連携に関する経営
農福連携技術支援者研修
農福連携の動向・成功事例
農福連携コーディネーター育成講座 等

 

実績

 

・農福連携技術支援者研修講師
静岡県様主催(2020-22年)
三重県様主催(2021-22年)

 

・農福連携ブランドづくりセミナー
株式会社マガジンハウス様主催
農林水産省様協力

 

・農福連携コーディネーター養成講座
JA湘南様TAC担当職員向けセミナー
湘南NPOサポートセンター様主催

 

JAしみず様対象 農福連携サポーター研修
静岡県様主催

 

・千葉市アドバンス研修農業経営講義
「農福連携と経営」
株式会社マイファーム様主催

 

・農業者向け「障がい者雇用に関する研修会」
埼玉県様主催

 

・農福連携人材育成研修会
「農業と福祉をつなぐ人材に期待されること」
鹿児島県様主催 於)奄美市名瀬

 

・「農福連携視点の事業戦略」
株式会社パソナ農援隊様主催
於)沖縄県総合福祉センター

 

他多数

 

【主なコンサルティング】

 

パーソルサンクス株式会社
(2019年度-2022年度)

 

株式会社電通そらり
(2019年度・2020年度)

 

株式会社農協観光様(2020年度)

 

電通グループ農福連携コンソーシアム様
(2021年度-現在)

 

パーソルダイバース株式会社様
(2023年度-現在)

 

【メディア】

 

・2022年12月 日本経済新聞毎日新聞 等

 

一般社団法人ノーマポートは神奈川県SDGsパートナーとして、持続可能な農福連携の実現に向け、障害者が安心して安全に働ける仕組みづくりをしています。

 

「農福検定」商標登録機関第6445397号